レザークラフトで使う道具を片付けるためのお道具入れを作りました。
レザークラフトで。
つまり「レザークラフトでレザークラフトのお道具入れを作った」ということで
坊主が上手に屏風に坊主の絵を描いた。
ことの始まりはミニダムがnunocoto fabric というサイトでショルダーミニトートの型紙を見て、
「これをレザー生地で作りたい!」と言い出したことでした。
デザインにミニダムの心に訴えるものがあったようです。
布地用の型紙でレザー製品が作れるものなのかという話があるものの、
とりあえず試作ということでサイズを半分にして作りました。
ということでその完成品がこちら。
思ったよりもレザーの色の組み合わせがいい感じにまとまりました。
ただレザーだと布地ほど柔軟性がないので、中にあんまりものが入らない
という問題が発見されました。
ということで、マチがついたバージョンを開発するべく、
もとの型紙から新たな型を起こす設計が始まりました。
マチの付け方を考えた結果、底パーツを分離し、
側面と底面を設けることになりました。
以前買った手縫いで作る革のカバンを参考にしつつ、
ズバリそのまま使える都合の良い型紙はないので、
多分こんな感じだろうと型紙と組み立て手順を作ります。
ぼくとミニダムの間で出来上がりイメージにズレがないように、
紙とホッチキスで模型を作ります。
組み立て手順の確認や、持ち手の長さの調整も行います。
ということで3日3晩かけてできたのがこちらのカバンです。
なおミニダムの勤労精神は何故か夜中になってから発揮されるので、
実質の制作時間は「3晩」の方だけです。
ちなみに寸法は幅 20cm くらいなので、カバンというよりも、
見た目がカバンの持ち手付きの箱です。
設計しているあたりで「これはレザークラフト道具入れにしよう」
ということになり、このサイズになりました。
レザーに穴をあける道具などをいままでお道具袋に入れていたのですが、
袋だとすぐに取り出せなくて微妙に困っていたのです。