台所の戸棚がちゃんと閉じなくなりました。
閉じてもちょっとだけ開いちゃって、
隙間から中身が見えるのです。
ちなみにこういう台所の食べ物などをしまう場所のことを
パントリーというそうです。清涼飲料水っぽいですね。
どうやら扉の根本の丁番がダメになっているそうです。
「丁番」は「ちょうつがい」ですが、「蝶番」とも書きます。
Google日本語入力だと「ちょうつがい」だと
「蝶番」しか出ないのでした。
ちなみに「ちょうばん」と読んでもいいようです。
調べたところ、割と簡単に付け替えができそうだったので、
丁番をホームセンターのカインズで買ってきました。
それがまさか、あんな大変なことになるとは、
このときは思いもよっていないのでありました。
なお「丁番」の方が専門表現らしくて「蝶番」では
商品が出てきませんでした。
意外な落とし穴です。
丁番もいろいろ種類があるのですが、
以下のパラメーターがあるようです。
カップ径: 扉側の丁番は丸い穴をくり抜いて埋め込んで付けるようになっていて、その丸い穴の直径。
かぶせの種類: 扉と、扉をつける板の、扉を付けたときの位置関係。全かぶせ、半かぶせ、インセットの3種類。なんとなく全かぶせが一番作りが面倒くさそうな気がするのですが、丁番の形状としては全かぶせが一番単純に見えます。
キャッチ: 扉を途中まで閉じたらあとは自動的に閉まる機構。
洗面所の扉も隙間がある状態になっていたので、
そっちの分も合わせて4つ買いました。
丁番はアタッチメント式になっています。
奥のフックを押すと簡単に取り外せます。
扉の上下の丁番を外して、取り外した扉の丁番を交換して
付け直せばいいので簡単です!
...と思っていたら、どうやら丁番本体と、棚がわの金具は
標準規格があるというわけではないらしく、
棚がわの金具も交換が必要でした...
幸い、ネジ穴が同じ場所を使えたので、ネジを外して
取り替えて付け直すだけで済みました。
見た目の位置がだいぶ違って見えますが、
実際に丁番を付けたところではいい感じの場所に
扉が来るようになりそうなので、問題なさそうです。
では、扉の丁番を付け替えよう...と思ったら、
ネジ穴の位置が違うことが判明。
扉に丁番を埋め込むための穴(カップ)と、
ネジ穴の位置もどうやら規格がなくて、
製品によって異なるようです...
物置の奥で眠っていた電動ドリルの登場です。
これで新しいネジ穴を空けます。
ネジ穴の位置が前の丁番と大きくズレていたのは幸いでした。
ビミョーにズレているとかだと、
新しい穴が前の穴と繋がっちゃったりしますからね。
そんなわけで無事に丁番の装着完了です。
扉もピッタリと閉まるようになりました。
全かぶせと半かぶせを間違って買っていたり、
キャッチなしにしたはずなんだけれど、
ある程度開けると勝手に広く開くようになったりと、
微妙な点はありましたが、ともあれ実用上は問題ありません。
無事、台所のパントリーの扉がなおりました。
なおもう一箇所おかしくなっていた洗面所の扉については、
二度とこんな悲劇を繰り返さないよう、
丁番の刻印をもとに、メーカーに型番を問い合わせ中です。
カインズで買った丁番は神棚に捧げられます。